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【加工委託お問合せください】従来技術の限界を超える、顆粒のようなカプセル製剤を作る新技術ユニオーブ®

プロジェクト名
【加工受託】新規製剤技術 ユニオーブ®
企業名
三生医薬株式会社 公式サイトはこちらから
製品名
ユニオーブ®
公開期間
2021/05/20~2027/10/31
カテゴリ
試薬・キット
数量
1 成分(対象成分10mgより応相談)
予算範囲
応相談~
概要 「ユニオーブ®」とは
 ソフトカプセルに配合できる粉末成分の比率には限界があり、錠剤の粉末成分比率は高いが衝撃を受けると割れてしまうなど、既存の製剤には配合の得手・不得手や弱点があり、配合できる成分や機能、用途が制限されています。
 処方の多様性や独自の製法によってこうした弱点を克服し、製剤を顆粒サイズまで小型化することで、どんな成分でも配合できるユニバーサルな製剤技術とするべく開発されたのが「ユニオーブ®」です。様々な物質を封入でき、多様なニーズに応えられるという期待を込めて Universal Orbicular Vehicle から名づけられました。
 現在は医薬の量産技術としての実用化に向けて検討を進めていますが、その名の由来のとおり、当面の用途にとどまらず様々な用途に活用できる可能性を秘めた技術です。


「ユニオーブ®」の特徴
 「ユニオーブ®」技術で作られた粒子はカプセルのような皮膜を持たず、有効成分の粉末や液体が、ゲル状物質に微分散された形で封じられています。粒子どうしの結着を防ぐため、表面には不溶性微粒子をまとわせた状態で製剤化されますが、直径0.3mmの微粒子から直径8mmの粒まで作製でき、粒度分布がシャープで均一な性状の粒子を作ることができます。微粒子の場合はこれを使って打錠することもでき、処方設計を適切に行うことで、顆粒のように造粒してからコーティング工程を経ることなく、微粒子そのものに打錠性を付与することも可能です。

 また、その製法から原薬の飛散が発生せず、高薬理活性物質の製剤化に適するほか、含量の均一性が確保しやすく低用量の医薬品を製剤化することにも好適です。処方の自由度が高くスケーラビリティにも優れているため、製剤への様々な機能付与や、動物試験用製剤などの少量調製を行うことが可能です。
 既に10以上の、様々なBCSクラスの化合物で製剤化できることを確認しており、うち2つの化合物ではヒト体内での薬物動態を確認済みで、他の化合物も含め新薬初期探索・剤形追加・ジェネリックの各分野で評価が進行中です。


バイオ・医薬業界のお客様へ
 当社では、幅広い可能性をもつ「ユニオーブ®」技術をバイオ・医薬業界の方々に広くご紹介し、皆様にお役立ていただきながらさらに技術を高め、適用のスコープを拡げていきたいと考えております。均一な分散が難しい、吸収性に乏しい、既存の技術では製剤化が難しいといった医薬品・化合物材料に関する課題のみならず、所望の機能を付与した均一な粒子がほしい、といったご要望などあれば、ぜひご相談ください。皆様のご要望にお応えしながら議論を深め技術を磨き、当社は「ユニオーブ®」を、さらに皆様のお役に立てる技術として進化させて参ります。
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